旧暦で年中行事が行われる由来とは


沖縄が年中行事を旧暦に合わせる由来は琉球王朝時代まで遡ります。
当時、旧暦は中国、朝鮮や台湾などの東南アジア諸国で使われていました。現在でも中国、台湾や東南アジア諸国は旧暦を使用しお正月などの年中行事を行います。
彼らとの貿易で栄えた沖縄は、その影響で旧暦を使うようになったと考えられます。

また、年中行事が行われる理由とは何でしょう?それは琉球王朝時代に栄えた農耕が大きく関係します。琉球王朝時代の沖縄は農耕社会であり、王朝も税として納められていた穀物の豊作を願っていました。
ですから、雨や台風などの自然災害や日々の日照りや熱さは悩みの種で、どうにかしたいと考えた結果、彼らは神々に祈る方法を選んだのです。これが村の祭祀にも深く関わってきます。神様に祈ることで豊作を祈願するのです。
このことから、国や村で祈りが重要な意味を持つようになります。

この年中行事や地域の祭祀は作物の成長に影響を与える季節の節目に行われ、その日選びは旧暦と共に琉球王朝に伝わった中国の「二十四節気」で選びます。
だが、それぞれ独自に地域に継承された行事も多く生まれ広まりました。家内安全や子孫繁栄など家族行事にも旧暦と二十四節気は浸透していきます。

明治6年に日本が太陰暦(旧暦)から太陽暦(新暦)に改暦された後も、沖縄の年中行事は旧暦で行われてきました。

第二次世界大戦の影響で従来通りに行えなくはなりましたが、地域や家庭の中で見合ったやり方に変化をしながらも沖縄の人は祈ることを大切にしていきました。
今日まで旧暦で年中行事が行われてきたのも沖縄の人が「祈り」に重要な意味を持っているからでしょう。
次に旧暦に基づいて行われる沖縄の年中行事を見ていきましょう。