火の神(ヒヌカン)とは


・火の神とは
沖縄の家の台所には火の神がいると言われています。火の神の「火」は「かまどの火」を意味していて、温かく、時には強く家庭を見守ってくれると古くから言い伝えられています。沖縄では火の神をヒヌカンと呼びます。
ヒヌカンを祀る台所には、水、塩、花木、陶製の香炉を供えるのが一般的です。そのヒヌカンを祀るのは、女性が行います。
作者の母と祖母は毎朝必ず火の神の前に両手を合わせて、家族みんなの名前と生年月日を読み上げて一日の安全を祈っていました。
最近、作者の姉も結婚して子供が出来てからは、ヒヌカンの前で両手を合わせて祈りを捧げています。
お祈りは家族の健康、安全、厄払いなどを祈願したり、家族に起こった幸せな出来事を御願して報告します。
気を付けることは、他人が自分の家のヒヌカンを拝むことはできないことです。ヒヌカンは沖縄の人にとって他人の手には触れさせないほど神聖で大事な存在なのです。
・お通し所
ヒヌカンは「お通し所」としての役目も果たしてくれます。例えば、お墓や仏壇が遠くにあって行けない場合、ヒヌカンは代わりにその願い・祈りを届けてくれるそうです。