沖縄の仏壇(ト―ト―メ―)とは


●沖縄の仏壇(ト―ト―メ―)とは
沖縄の仏壇は方言でト―ト―メ―と言いますが、「尊いお方」を意味する「御御前」が変化したものと考えられています。
お盆やお正月などのお祝い事のある日には、仏壇の前に家族と親戚が集まり仏壇の前で手を合わせて、ご先祖に感謝の意を表します。
仏壇は生きている私たちと天国にいるご先祖を結ぶ場所で、直接、ご先祖に自分の気持ちを語ることができるのが沖縄の仏壇です。
仏壇の継承は仏壇のある家の長男が重んじられ、女性の継承はできません。また、血縁関係や財産分与など仏壇に関する問題は沖縄の社会問題として長く続いています。
・位牌
仏壇の棚の上段中央に置かれる位牌は方言で「イーフェー」「ト―ト―メ―」と呼ばれています。朱塗りの木片にご先祖の名前や戒名(法名)が金文字で記されています。
位牌は通常上下二段に分けられていて、上が男性、下が女性となっています。昔の人は戦争の時にも自分たちのご先祖の名前が彫られた位牌だけは持ち運んで必死に守ったと言われるくらい、沖縄の人にとってたいせつなご先祖の象徴なのです。
・ウートートー
沖縄の子は仏壇の前に立つと大人から「ウートートーしなさい」とよく言われます。このウ―ト―トーとは神仏を拝むときに発する言葉で、手を合わせて拝むことを言います。
言葉の親しみやすさから大人がよく子供に言う時に使われます。「ああ尊い」という言葉が語源です。